ブラックジャックの流れやルールなどについて
ブラックジャックとは、カジノでよく遊ばれているトランプゲームの一種です。
プレーヤーとディーラーの一対一の勝負であり、52枚のトランプカードを使って行われます。
ゲームの初めに、お互いにカードが2枚ずつ配られます。
そして、カードの合計値を21に近づけていくことを目指し、カードをお互いに引いていきます。
ただし、カードの合計値が22を超えるとその時点で負けとなってしまいます。
またこのゲームの特徴として、独特な数字のカウントの仕方があります。
2~10までの数字のカードではそのまま合計値にカウントされますが、J,Q,Kといった絵柄の付いたカードは10としてカウントされます。
また、Aのカードは1または11としてカウントすることができ、このゲームの中で唯一2通りの数え方があるカードとして、とても重要なカードとなるでしょう。
ここまで、ブラックジャックというゲームの流れや、その簡単なルールについて見てきました。
ここからは、実際にどのような攻略法があるのかについて、詳しく解説していきます。
ブラックジャックにおける戦略
ここからは、実際にブラックジャックにおける戦略について解説していきます。
まず初めに、出てくる専門用語を押さえておきましょう。
ハンド…自分の手元にあるカードのことです。
ヒット…カードを1枚ハンドに加えることです。
スタンドもしくはステイ…カードをこれ以上はハンドに加えないということです。
これにより、合計値が確定されます。
サレンダー…最初に配られたカードを踏まえ負けを認めることです。
掛け金の半分が返ってきます。
ダブルダウン
まず、ダブルダウンという戦略についてです。
これは、最初に2枚ずつカードが配られた段階で、掛け金を二倍に上げてしまうという戦略です。
この戦略を取った時のメリットとしては、掛け金が倍になっているので、ゲームに勝った時の報酬も二倍になります。
そのため、自分に配られたカードと公開されているディーラーの1枚目のカードを見て、勝算があると感じたならば積極的にチャレンジしていってもいいかもしれません。
ただし、ダブルダウンを選択した場合、この後1枚しかカードを引くことができません。
そのため、3枚目に良いカードが来なかったとしても、そこで自分の合計値は確定となってしまうのです。
ですので、失敗する可能性も高く、ダブルダウンはまさにハイリスクハイリターンの戦略と言うことができるでしょう。
スプリット
次に、スプリットという戦略についてです。
この戦略はいつでも使えるというわけではなく、条件が満たされた時のみ取ることができます。
それは、最初に配られた2枚のカードが同じ数字であるという条件です。
この時、スプリットを宣言することで、この2枚のカードをそれぞれ独立したものと考えて、2つの別々のハンドとしてゲームを進めていくことができます。
なおこの際の掛け金についてですが、最初に掛けていた金額を両方のハンドに掛ける必要があります。
すなわち、最初の2倍の掛け金が必要になるということです。
ここからは、このスプリットという戦略についてもう少し掘り下げていきます。
まず、Aが2枚配られた時は、必ずスプリットを行うようにしましょう。
これは、Aを11として扱うことができるからです。
次のカードで出る確率の高い10が出れば21となり、ほぼほぼゲームに勝利することができるでしょう。
また、8が2枚配られた時も必ずスプリットを行うようにしましょう。
これはなぜかと言うと、「ディーラーは16以下の場合はヒットし、17以上の場合はスタンドする」というルールがあるからです。
そのため、8が2枚で16とカウントしても、このままでは絶対に勝つことができません。
しかし、次のカードで6以上のカードを引くと合計値が22以上になってしまうので、勝つ確率がかなり低くなってしまいます。
このような理由から、8が2枚の時はスプリットを行うのが定石となっています。
一方で、スプリットをしない方が良い時もあります。
まずは、10が2枚配られた時です。
この場合は既に合計値が20とかなり強いハンドとなっているため、スプリットせずにそのまま勝負していきましょう。
また、5が2枚配られた時もスプリットしない方が良いと考えられています。
なぜなら、5が2枚で合計値が10であり、次に出る確率の高い10が出ると20というかなり強いハンドになるからです。
以上がスプリットに関する主なテクニックとなります。
「ブラックジャックでは10が出る確率が高い」、「ディーラーは16以下の場合はヒットし、17以上の場合はスタンドする」という2つの基本を押さえることが、この戦略の理解につながるでしょう。
インシュアランス
インシュランスという戦略は、その名の通り保険的な戦略となります。
この戦略を取ることができるのはディーラーの1枚目がAだった時に限り、保険金として掛け金の半額をさらに掛けます。
そして、ディーラーが最初の2枚の段階ですでに21となっていた場合に、保険金の倍額、すなわち掛け金と同額を受け取ることができます。
この場合掛け金自体は失うことになりますが、保険金の2倍を得ることができるので、プラマイゼロとすることができるのです。
ただし、もしディーラーが最初の2枚で21とならなかった場合には保険金は没収されますので、その点には注意してください。
まとめ
ここまで、ブラックジャックの主な戦略などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
ここで取り上げた内容はブラックジャックの中で簡単な戦略ばかりであり、さらに複雑・高度な戦略というのも存在します。
色々な攻略法を知っているほど勝率は間違いない高くなりますので、頑張って勉強し、ブラックジャックをもっと楽しんでいきましょう。